どうやって接続するのか?を理解するため、オンプレミス データに接続するための情報および手順をまとめました。
文量が多くなったため、2回に分けて投稿します。
最終回は、Connectionを作成しモバイル アプリを開発する点をご紹介します。
目標とゴール
- オンプレミスのSQL Server 2014 Expressをデータ ソースとし
- PowerApps を使ったiPhoneやAndroid 向けモバイル アプリを開発する
On-Premises Data Gatewayをインストール
前回投稿した記事をご覧ください。
Office 365 & PowerX - PowerApps On-Premises Data Gatewayを使ってみる~仕組みとインストール方法
Gateway をチェック
最初に、PowerApps ポータル サイト上からGateway と On-Premises Data Gateway間が正しく接続されている事を確認します。
- https://powerapps.microsoft.com/ にアクセス、サインイン
- 左ペインの[Manage]→[Gateways]をクリック
- Gateway インストール後に設定したGateway名があればOK
Connection を作成
- 左ペインの[Manage]→[Connetions]をクリック
- 画面右上の[+ New Connection]をクリック
- [SQL Server]をクリック
- オンプレミスのSQL Serverに関する情報を入力
- [connect using on-premises data gateway]を選択
- [SQL server name]にSQL Server のインスタンス名を入力
- [SQL database name]にデータベース名を入力
- [Authentication Type]から認証方法を選択
- Windows 認証の場合は[Windows]
- SQL Server 認証の場合は[basic]
- [Username]にユーザー名を入力
- [Password]にパスワードを入力
- [Choose a gateway]から登録済みGatewayを選択
- 最後に[Add connection]をクリック
- 作成したConnectionの詳細情報を確認、[Status]がConnectedになっていればOK
PowerApps Studio を使って開発
最後に、PowerApps Studio を使ってモバイル アプリを開発します。
- Windows ストアからPowerAppsをインストール
- アプリを新規作成
- [Content]タブの[Data Sources]をクリック
- 右ペインの[Add data source]をクリック
- Connectionsに登録されたデータ ソースからSQL Serverをクリック
- [default]をクリック
- データベースからテーブルを選択、[Connect]ボタンをクリック
複数選択する事が可能 - 追加完了
次に、スクリーンにテンプレート レイアウトを配置し、データ ソースをSQL Serverに変更します。
配置されたGallery(縦上のリスト)を選択します。
Galleryに設定されたデータ ソースをSQL Serverのテーブルに変更します。
変更はデータベース アイコン?をクリックし、一覧のデータ ソースを選択します。
出来上がったら、画面右上の矢印ボタン(▶)をクリックしテストします。
所感
今回作成した簡単なモバイル アプリを使ってみた限り、予想通り- ネットワーク環境
- オンプレミスのサーバー/PCのスペック
に依存するため、レスポイン悪いなぁと感じる時がたまにありました。
しかし、手軽さにオンプレミスのデータ ソースを使ったモバイル アプリをiOSやAndroidで使えるのはやはり便利です。
企業向けOffice 365 をお持ちなら直ぐに始められます。
皆さんも是非使ってみてください。
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